駿河湾の魚

ワラサ

旬の時期
獲れる漁港

出世魚「ワラサ」、成長とともに変わる味わい

ワラサは、ブリの成長過程の一段階で、関東では40~60cmほどの個体を「ワラサ」、関西では「メジロ」と呼びます。ブリに比べると脂のノリが控えめで、さっぱりとした味わいが特徴ですが、適度な脂と弾力のある身質で、多彩な料理に活用できる万能な魚です。特に駿河湾で獲れるワラサは、黒潮の恵みを受けて育ち、引き締まった身と適度な脂のバランスが絶妙な逸品として高く評価されています。

刺身から焼き物まで、さまざまな調理法で楽しめる

ワラサは、刺身にすると適度な弾力とさっぱりした旨味が楽しめます。ブリほど脂が強くないため、醤油やポン酢でさっぱりと食べるのがおすすめです。また、照り焼きや塩焼きにすると、身がふっくらとしてジューシーな仕上がりになり、ご飯のおかずにもぴったり。さらに、しゃぶしゃぶや漬け丼、カルパッチョなど、さまざまな料理で活用できるのも魅力のひとつです。

高タンパクで栄養価が高く、健康志向にも最適

ワラサは、高タンパクでDHAやEPAを豊富に含む青魚の一種です。これらの成分は、脳の活性化や血液をサラサラにする効果があり、健康維持にも役立ちます。また、ビタミンB群や鉄分も多く含まれており、疲労回復や貧血予防にも効果的。ブリよりも脂質が控えめなため、ヘルシー志向の人にもおすすめの魚です。

ワラサは、ブリへと成長する過程の中で、最もバランスの取れた旨味を持つ時期の魚とも言えます。刺身や焼き物、煮物など幅広い料理で楽しめるので、ぜひ駿河湾産の新鮮なワラサを味わってみてください。

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