
タチウオ
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獲れる漁港 |
銀色に輝く優美な魚、タチウオの魅力
タチウオは、その細長い体と銀色に輝く美しい姿から、「海の剣」とも呼ばれる魚です。名前の由来は、海中で立ち泳ぎするような姿勢をとることからきており、まるで刀のように見えることが特徴です。深海に生息し、夜行性であるため、夜間の漁で多く水揚げされます。その幻想的な姿と、鋭い歯を持つ肉食魚としての一面は、まさに神秘的な海の生き物といえるでしょう。
クセがなく上品な味わいが魅力
タチウオは、クセのない淡白な白身が特徴で、焼き魚や刺身、煮付け、天ぷらなど、さまざまな料理で楽しめます。特に、塩焼きはタチウオの旨味をシンプルに引き出す調理法として人気があり、皮目の香ばしさと、ふんわりとした身の食感が絶妙なバランスを生み出します。また、新鮮なものは刺身や炙りで食べることで、ほんのりとした甘みと独特の食感を楽しむことができます。
高タンパク・低脂質で栄養価も抜群
タチウオは、ヘルシーな魚としても注目されています。高タンパクで低脂質なうえ、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、動脈硬化や高血圧の予防にも役立ちます。また、ビタミンDやカルシウムも多く含まれ、骨の健康をサポートする働きもあります。脂の少ないさっぱりとした味わいながら、栄養価の高いタチウオは、健康を意識する人にもおすすめの魚です。