
ブリ
旬の時期 | 12月~2月 |
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獲れる漁港 |
出世魚として親しまれる、日本を代表する魚「ブリ」
ブリは、成長に応じて名前が変わる「出世魚」として知られ、日本の食文化と深く結びついています。関東ではワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ、関西ではツバス → ハマチ → メジロ → ブリと呼ばれ、それぞれの地域で親しまれています。大型になるほど脂のノリが良くなり、寒ブリと呼ばれる冬のブリは特に絶品。ブリは、天然物と養殖物が市場に流通しており、天然物は豊かな旨味と歯ごたえ、養殖物は安定した脂の甘みを楽しめるのが特徴です。
濃厚な旨味と脂の甘みが魅力、さまざまな料理で楽しめる
ブリは、刺身や寿司、照り焼き、しゃぶしゃぶなど、さまざまな料理で楽しめる万能な魚です。特に、冬のブリは脂がしっかりと乗り、刺身にすると濃厚な旨味ととろけるような食感を味わえます。また、「ブリの照り焼き」は定番料理として人気があり、甘辛いタレとブリの脂が絶妙に絡み合い、ご飯が進む一品になります。さらに、ブリしゃぶにすると、程よく脂が落ちてさっぱりとした味わいになり、ポン酢との相性も抜群です。
健康効果も期待できる、栄養満点の青魚
ブリは、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含み、血液をサラサラにする効果が期待できる健康食材です。さらに、ビタミンDやビタミンB群、鉄分なども多く含まれ、疲労回復や免疫力向上にも役立ちます。また、ブリの脂にはオメガ3脂肪酸が含まれており、コレステロール値の調整や脳の活性化にも貢献。美味しいだけでなく、健康にも良いブリは、毎日の食卓に積極的に取り入れたい魚のひとつです。